1: 名無しさん@1周年 2016/04/26(火) 08:26:12.70 ID:CAP_USER*
熊本城修復、いばらの道 期間10年超、費用最大200億円か
西日本新聞 4月25日(月)14時54分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160425-00010008-nishinp-soci

 城作りの名手として知られる戦国武将、加藤清正(1562~1611)が築城した熊本市の熊本城。熊本県民の
精神的な支えとなってきた城は、熊本地震によって、天守閣は損傷し、「武者返し」と呼ばれる曲線美を持つ石垣も
崩壊、復旧には10年以上の歳月が必要とみられている。県民は損壊を嘆く一方、「修復を進め、復興のシンボルに
なってほしい」と願っている。


 熊本城は7年間かけて1607年に完成したとされる。天守閣は西南戦争(1877年)時に全焼。1960年に
鉄筋コンクリート造りで再建した。国指定の重要文化財が13施設あり、中でも「宇土櫓(うとやぐら)」は、西南戦争
や1889年の熊本地震、先の大戦でも被害を免れ、今回の地震後も建立当時の姿をほぼ残す。

「過去最大規模の修理になる」

 22日に現地を視察した文化庁の担当者が、「過去最大規模の修理になる」と分析した甚大な損壊をどう修復する
のか。城に詳しい佐賀大の宮武正登教授(城郭史)によると、重要文化財の指定を維持するためには、元の柱など
の再利用が必要。崩れた建物から使える材料を選定し、造り直す作業になるとみられる。宮武教授は「地盤や
建物の構造など壊れた原因を調査しないと、同じ被害を繰り返す」と指摘する。

 さらに大変なのは石垣だ。熊本城の石垣は、安土城などの建築にも携わった近畿の石工集団「穴太衆
(あのうしゅう)」が築いた。裾の傾斜は緩やかで上部で強く反る「武者返し」には高い技術力が必要で、穴太衆の
子孫で第15代石匠の粟田純徳さん(大津市)は「この反りを出すには以前とまったく同じように石を積まなければ
ならない。崩れて石が割れたりしている状況では相当難しいと思う」と話す。
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修復費は天守閣を含めれば200億円以上

 広島大の三浦正幸教授(城郭史)は、修復には10年以上、修復費は天守閣を含めれば200億円以上、天守閣を
除いても20億~30億円かかるとみる。日本財団がすでに30億円を寄付する方針を表明するなど修復へ向けた
動きが出始めている。

 大西一史熊本市長は、23日に市内で安倍晋三首相との会談時に「熊本城を修理していくことが、県民が元気に
なる源になる」と修復の重要性を強調した。
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